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終戦当初の日本人の意識

日本人は洗脳された。

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 昭和20年(1945年)8月15日、日本はポツダム宣言を受け入れ、大東亜戦争の戦闘は終結しました。終戦当初、GHQは日本占領に乗り込みますが、静かな日本人に驚きをもったといいます。イラク戦争を見るとわかりますが、戦後もテロがかなり抵抗しています。「カミカゼ特攻隊」ほどの抵抗を見せた日本ですから占領軍もかなりの抵抗を予想していたようです。

 やってきた占領軍は新聞やラジオだけでなく、民間の手紙も検閲を行いました。検閲にひかかった手紙を評論家の江藤淳さんが米国のメリーランド大学で調べて本にしています。その中に以下のような手紙があります。

「突然のこと(敗戦)なので驚いています。政府がいくら最悪の事態になったといっても、聖戦完遂を誓った以上は犬死はしたくありません。敵は人道主義、国際主義などと唱えていますが、日本人に対してしたあの所業はどうでしょうか。数知れぬ戦争犠牲者のことを思ってほしいと思います。憎しみを感じないわけにはいきません」

「昨日伊勢佐木町に行って、はじめて彼等(米兵)を見ました。彼等は得意げに自動車を乗り回したり、散歩したりしていました。
 橋のほとりにいる歩哨は、欄干に腰をおろして、肩にかけた小銃をぶらぶらさせ、チュウインガムを噛んでいました。こんなだらしない軍隊に負けたのかと思うと、口惜しくてたまりません」


 日本国民は口惜しさを持ち、米国を憎んでいたということです。日本人を無差別に殺戮した米国、日本を破壊した米国に対して憎しみをもつのは順当な感情です。また日本が悪いことしたとも思っていないでしょう。
 評論家の西尾幹二氏によると昭和23年ごろから変化があったが、終戦当時は「日本は負けていない。科学の力に負けた」(原子爆弾を指す)不服従の意志があった、そんな雰囲気があったと述べています。

昭和20年8月29日読売新聞
「もとより大詔を拝して謹まざる国民は一人としてないが、そんな筈はないという気持ちでこの敗戦の事実を受け取る態度は、今日に至るもなお跡を絶っていないのである」

 昭和20年9月5日、東久邇宮首相(ひがしくにのみや)首相は
「戦争終結の決断はひとえに天皇陛下の大御心によるものであって国民は戦争努力の足りなかったことを陛下にお詫びしなければならない。」という趣旨の演説をしています。日本人が静かだったのは天皇陛下が戦争終結を述べたことと、日清戦争後の三国干渉による「臥薪嘗胆」の経験があったからでしょう。

 GHQは日本の静けさを不気味に思い、日本人の不服従を感じ取り、ここから7年間の追撃線をしかけ、日本人に罪悪意識を植え込み、プライドを破壊し、精神をズタズタにしていきます。「焚書」による歴史・文化の抹殺、個人の手紙にまで及んだ「検閲」「真相箱」「太平洋戦争史」による歴史の捏造歪曲、日本解体イデオロギーを注入した「日本国憲法」「公職追放」クエーカー教徒を皇太子の教育係にし、「家族制度」を破壊、「土地改革」「財閥の解体」による日本弱体化、「神道指令」そして「東京裁判」・・・

 昭和21年(1946年)3月20日ダイク代将が報告した「日本人の洗脳」に関する指令
「現在なお、いくさなのです。平時の戦争ではないのです。戦争中は相手のバランスを崩そうとします。右のジャブをうまく出し、相手が立ちなおる前に左のジャブを出すということです。日本人の教育のため、一つの指令を日本人が十分理解してからさらに他の指令を出すという意志は私共にはありません」

 そして日本人は洗脳され、自虐に親しむようになり、国家意識は希薄になり、3S(スクリーン、スポーツ、セックス)といった快楽におぼれ、「今だけ自分だけ金だけ」を求める国民に成り下がっていきました。



参考文献
 徳間書店「GHQ焚書図書開封」西尾幹二(著)
 日新報道「南京の実相」日本の前途と歴史教育を考える議員の会(監修)
 文春文庫「閉ざされた言論空間」江藤淳(著)

添付画像
 終戦の日の皇居(PD)

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