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ビルマの独立への思い

イギリスの侵略を受けたビルマは日本とともに立ち上がった。

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 19世紀に入ってからビルマはイギリスの侵略を受け、1886年にはイギリス領であったインドに併合されてその1州となってしまっいました。ビルマ人は次第に「白人には勝てない」と、無気力になっていきましたが、日露戦争で日本が史上初めて白人を倒したのを契機に独立の気運が高まります。独立運動家のオッタマ僧正が2回も日本に来日し、「日本」という著書を書き、ビルマ国民の奮起を促しました。そして青年仏教徒連盟を結成、改組して仏教徒団体総評議会を結成して、不服従抵抗を展開しました。オッタマ僧正はビルマ独立を見ることなく昭和14年(1939年)に死去しました。しかし、その思いは有志に受け継がれます。

 ヤンゴン大のタン・タット歴史学教授が大東亜戦争の頃のビルマを語って
「ビルマ人はとっくに日本人を知っていた、なぜなら日露戦争の実写映画を見ていた。英国が日英同盟の誼(よしみ)から上映したのだろうが、ビルマ人の受け止め方は違った。小さな日本人が大きな白人をやっつけていた」

「日本でパイロットを目指すビルマ青年が飛行機を操縦してラングーンの空を飛ぶ。あのシュエダゴンパコダの空を」(昭和10年日本の映画「にほんむすめ」東映)
「飛行機は特別の意味があった。白人の力の象徴だった。それをビルマ人が操縦する。それだけで驚きだった。日本人が喜んで教える姿も驚きだった」


 昭和16年(1941年)10月、ビルマ首相のウー・ソウはロンドンにチャーチル首相を訪ねて独立交渉をしますが、チャーチルに冷たくあしらわれます。今度は米国へ行き、F・ルーズベルト大統領に会いに行きます。しかしそこでも失望させられます。イギリスもアメリカも民族自決、国民の望む政府という理想に満ちた大西洋憲章に有色人種を適用する考えはありませんでした。
 ウー・ソウはラングーンに帰る途中、偶然にも乗り継ぎのハワイで日本軍の真珠湾攻撃に出くわすことになります。日本の力をその目で確認したウー・ソウはとって返し、ポルトガルのリスボンに入ります。(ポルトガルは中立国)ここから彼の行動は日本の外務省の記録に残っています。

「12月31日午前、ビルマ首相ウー・ソウが密かに大使を来訪せり。ハワイより引き返して大西洋を経て当地着。帰国のための飛行機待ち合わせの間を利用して苦心来訪せる趣なり。その申し出は左の如し。

 今やシンガポールの命運旦夕に迫りビルマ独立のための挙兵には絶好の機会と認められる。日本がビルマの独立尊重を確約せらるるにおいてはビルマは満州国のごとく日本の指導下に立つ国として日本とともに英国勢の駆逐にあたり、また、日本の必要とする資源は悉く提供するの用意あり


 これは真珠湾攻撃を見て思い立ったというだけでなく、それまでオッタマ僧正の教え「長年のイギリスの桎梏(しっこく)からのがれるには、日本に頼るしかない」を聞き、日本をずっと見てきておりどのような国かどのような国民性かを知っていたからでしょう。

 残念ながら日本の外交暗号電文は連合国に解読されウー・ソウはナイロビに着いたところで英国に逮捕され監禁されます。この事件を知ったF・ルーズベルトはチャーチルへ手紙を送っています。

「私はビルマ人が好きではありません。あなた方もこの五十年間、彼等には随分手を焼かれたでしょう。幸い、ウー・ソウとかいう彼らの首相はいまやあなた方の厳重な監視下にあります。どうか、一味を一人残らず捕らえて処刑台に送り、自らのまいた種を自ら刈り取らせてやるよう、願っています。」

 ウー・ソウは逮捕されましたが、その願いは実現することになります。昭和17年1月末より日本軍第15軍とボーモージョー(鈴木大佐のビルマ名)率いるB・I・A(ビルマ独立義勇軍)がタイより国境を越え、ビルマへ進攻。ビルマ人は
「ドウバマー(我々のビルマ)!」と歓声をあげ、日本軍とビルマ独立義勇軍を迎え入れました。



参考文献
 PHP「日本はどれほどいい国か」日下公人・高山正之(共著)
 「歴史通」2009.7月『神のごとく振舞った英国人が青ざめた』高山正之
 転展社「世界から見た大東亜戦争」名越ニ荒之助(編)
 徳間文庫「ビルマ独立秘史」泉谷達郎(著)

添付画像
 ビルマ国境へ向かう日本軍第15軍(PD)

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