無料ブログはココログ

« パンチェン・ラマ | トップページ | チベット大虐殺に沈黙する平和・人権団体 »

なぜ中共はチベットにこだわるのか

チベットは資源が豊富。

Ss


 昭和16年(1941年)9月、英領インドの解放工作のために日本陸軍藤原岩市少佐以下10名程からなる特務機関が作られました。F機関といいます。桐蔭横浜大学のペマ・ギャルポ教授はこの藤原岩市少佐に戦後の昭和45年(1970年)に会ったことがあると述べています。藤原氏の自宅にいくと大きな世界地図があり、そこにはチベットの河の河川すべてに線がひかれていて、河川の深さや流れのスピードを測ったり、水量などを計測した数値が事細かに書き込まれていたと述べています。これは何のためなのかと聞くと「チベットにアジア全体に供給できるような水力源を作る考えがあったんだ」と述べたそうです。

 中共がチベットにこだわる理由の一つにこの「水」があるといわれています。インドシナに流れるメコン河、サルウィン川、インドのガンジス川、パキスタンのインダス川とアジアのほとんどの大河がチベット一帯をを水源としています。チベットを押さえることはアジアの蛇口を握ることなのです。命綱を握った上で、ラオス、タイ、ミャンマーの国境「メコンデルタ経済圏」へ投資して経済支配権をとっていこうとしています。また自国の膨大な水の需要をまかなうことも必要であり、雲南省に多くのダムを建設しています。

 それからチベットには莫大な資源が眠っいます。126種の鉱物の存在が確認されており、リチウム、クロム、銅、哲の埋蔵量は世界的に見ても有数だといいます。アムドには油田もあり、ガス田も眠っているといいます。鉱物資源のほか森林資源もあります。しかし中共人には山をもとに戻すための植樹という考えがないらしく、山が丸坊主になれば次を探すという行動パターンのようで、この森林伐採は深刻な環境問題になっています。森林を伐採しすぎると土砂が河に流れ出し、堆積し河底が上昇して洪水がおきやすくなります。中共で、しばしば河川の氾濫があるのは行き過ぎた森林の伐採が原因と言われています。また、森林の伐採は動物の生態系を崩し、ジャイアントパンダなどの希少動物が絶滅してしまう危険を生んでいます。

 あと良く知られているのが軍事拠点としての天然の要塞となりうることと、増えすぎた中共の人口の受け入れにすることがあります。そして今では観光の収入も欠かせないものとなっています。チベット自治区に訪れた旅行者は平成19年(2007年)には400万人を突破(前年比60%増)となりチベットの地域のGDPの70%を占めるといわれています。そしてそこに民族融和政策の「ショーケース」として政治的な利用価値があるのです。それから奪った財宝で「大チベット展」を開き、収益を得て、「チベット文化を大切に保護している」とアピールしています。これに加担しているのが朝日新聞とTBSです。

 さらにチベットは核廃棄物の投棄場になっています。その管理はずさんなもので、安全性の確保は10年しか保証されていないといいます。このため風化作用によって地下水が汚染されていき、その水が飲料や灌漑用に使用されていくのです。中国国家環境保護局は「1980年から1985年に1200人が放射能により健康を害し、20人が死亡した。放射能が漏れたことへの責任は、放射性廃棄物処理の規則に従わなかった管理者にもあるだろう」と発表しています。工場が排出する汚染水もひどく支那人は通告を受けて水を飲まないようにしているのに対し、チベット人は何も聞かされておらず、汚染された水を飲み続けているといいます。

 アジアを支配できるチベットの水、地下資源、森林資源、軍事拠点、観光収入、興業収入、増えすぎた人口の受け皿としての土地、核廃棄物の投棄場・・・中共にとってチベットはどうしても手放せないのです。それでも開発によりチベット人が豊かになればまだ良いのですが、漢民族が搾取しているのが実体なのです。



参考文献
 オークラ出版「世界に愛された日本」『チベットと日本の百年の友情』ペマ・ギャルポ
 祥伝社「チベット問題を読み解く」大井功(著)
 WiLL2009・12『中国の悪魔の所業 チベット民族浄化政策』有本香
 扶桑社新書「中国が隠し続けるチベットの真実」ペマ・ギャルポ(著)
参考サイト
 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
   環境問題 Environment 森林 http://www.tibethouse.jp/enviroment/envi01.html
   「聖地チベット ~ポタラ宮と天空の至宝~」展に関して日本の皆様へのお願い http://www.tibethouse.jp/news_release/2009/090928_appeal.html
 WikiPedia「特務機関」

添付画像
 チベット、金箔をかぶせた青銅、サンフランシスコのアジア美術館(PD)

広島ブログ クリックで応援お願いします。


中国がチベットを手放せない理由
www.youtube.com/watch?v=xWql0K8pI0o


« パンチェン・ラマ | トップページ | チベット大虐殺に沈黙する平和・人権団体 »

38.チベット大虐殺」カテゴリの記事

コメント

ダライ・ラマに興味があるので、ときどきチベットってどこにあったっけ?と確認したときに中国に自治区としてあるんだ。場所を確認するたびに「なぜチベットを?」と中国の思惑を感じていました。最近ではチベット仏教の分布を調べていてそう思いました。
資源が豊富なんですね。人口の受け皿としても・・・・・勉強になりました。ソースの確かな記事ありがたいです。

マコトさん、コメントありがとうございます。

内モンゴルも今話題のレアアースがありますね。資源は絶対手放せないんですよ。共産党独裁が終わってもチベットを手放すかどうか・・・

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1079909/47620371

この記事へのトラックバック一覧です: なぜ中共はチベットにこだわるのか:

« パンチェン・ラマ | トップページ | チベット大虐殺に沈黙する平和・人権団体 »

2016年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31